野球セミナー 第三部(バッティング理論)

2019/12/09

今浪氏による『バッティング理論』

ポイントは6つ
①内ももよりも外ももを使う意識
②構える時も、スイング時も股関節はつまらせない
③スイングは前でなく後ろで振る
④身体の中心で打つ
⑤インパクト時に後ろの足で地面を押すようにする
⑥ドアスイングとは身体から腕がは離れてしまうこと

 
内ももより外の筋肉の方が強いから、内ももは意識しない、構えるときも、後ろの足に力を溜めるときも、股関節はつまらせない。でないとバランスが崩れて身体を支えられない(力が逃げる)、足で地面が蹴れない(力が抜ける)、、

実は歩く、走る、立つでは、内ももは微妙な力を使い続けています(筋電図での測定結果)。微妙な力だからこそ、内ももの意識がしづらいし、弱い内ももを意識して使うより、力がある外ももを使った方がよい。
内ももでキュッとしてスイングは力が半減してまう。
極端な言い方だけど、ガニ股構える、ガニ股で打つ感じ。

脇をしめて、最短距離でスイングをする、、、というバッティング理論は力が入りずらい。
身体の中心で打つ、インパクト時に後ろの足(左打ちは左足)で地面を押す感じです。これも左股関節が内に入れすぎると左足の力が押しにくい(力が入りずらい)。人間は上半身よりも下半身の方が力がある。だから下半身で打つ、後ろの足で地面を押し続け、そしてその力をバットからボールに伝えるようにする。
(この写真は左腕でバットを押し続けているのでなく、左足で地面を押し続けて今浪氏の押す力に反発しています)
※後ろの足で地面を押し続けると自然とバットに力が伝わるのが分かります


①~⑥を声に出しながらゆっくりスローにスイングをして身体に覚えさせる。その名を太極拳スイング!

初めて覚える、意識を変えるためには、ゆっくりの動作でないと脳は覚えてくれません(脳科学)。
さらに声を出しながらやると身体が覚えやすいです。

まずは、自分なりのイメージを作って、ゆっくりと股関節の動きやスイング起動を確かめながら練習してください。

今浪氏のちょっといい話
今浪氏は中学3年時に左打ちに転向したそうです。最初はティーバッティングでもバットにボールが当たらなかったそうです。今でも左打ちでノックができないとか、、、、
何度も練習しても打てないとか、進歩を感じない場合は、思い切って左打ちにすればいいじゃない。
変化を恐れずにチャレンジすることが大切ですね。
 

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